画材店の初売り

 今日は行きつけの画材屋さんの初売り。姫は筆の福袋。私はイギリス製の色鉛筆の福袋。それぞれまあまあの出来。姫の卒業制作用の額縁を6点注文して、結構な金額になった。おまけにイギリス製の固形水彩絵具のキットを頂いた。桜の一枚パレットとどちらかと言われてつい自分のほしいものをもらってしまい、大人げないなと思った。固形絵の具は、かわいいお菓子みたいでうっとりしている。
 その後姫を大学に送って行って、帰り道に市場に寄った。美味しい自家製味噌のお味噌屋さんがあって思わず福袋を買った。醸造元の福袋は初めての経験。押しずしの専門店で、金華さばの押しずしで有名な店の穴子の押しずしを購入。蔵王の卵屋さんのシュウクリームも1人に2つ購入。それと鯨の刺身用のブロックを購入。渋谷のくじら屋で食べたいと行ったら親分に「産地にいるのになんで?」と言われて初めて、ああそうか石巻はくじらの基地だったんだと思いだした。食い意地だけは収まらず今日は大きな柵をゲット。おろしニンニク醤油かしょうが醤油で食べたらもうほっぺが落ちる。
 moriokanに荷物を送った。大きな箱に2つ。サンタもやり過ぎか。離れて暮らしていると気になってなんとか元気になって欲しくてつい色々贈り物をしたくなってしまう。
 姫は夜になると大学から駅までのバスはあるが、そこから先がもう無いので仙台駅まで車で迎えに行く。今の住居は交通の便は最悪。むしろ山形の友人のほうが仙台駅からの交通の便は良い。夜九時過ぎの便に乗って駅まで出て、そこから車で拾われて戻って夕食は10時をすぎる。
 あと少しだから頑張りな。といいつつこの人は他の子供達のようにおしゃれすることも、遊び歩くこともなく、時々ライブに行ったりカラオケに行くくらいで淡々と学生をやっている。それがアタリマエのこととして不平不満もない。いろんな生き方があっても良いのだな。他の子と同じでなくても本人が目的があればそれでいい。
 その姿を見ていると、この人はこれで十分生きていることを実感しているんだなと思う。世の流れとは少しかけ離れているけれどこの生き方が、この人そのものの人生の歩き方のように思われて私はとても好きだ。