ほんの少し暖かい感じ

薬師堂のハト溜り

 今日は少しだけ寒さが緩んだ。ほっとする。寒いと体の節々が傷んでこれはたまらんと思う。まあ年齢を重ねたからだというものはなかなか扱いが難しい。だましだましそれでも動くから、まだよいではないか。面倒がらずに体を動かそう。そして一日の終りにはよく動いたねと優しく自分を扱おう。
 年齢を重ねることは悪いことばかりではないと思う。ああ生きていることは良いことだと思えるような人生の旅をすることができるだろう。どんな生き方をすればよいのだろうかと思う。認知症になって荒れ狂う人を見ていると、自分はこうはなりたくないと切に思う。なりたくなくてもなってしまうかもしれない。それは人というものの悲しさかもしれない。その時いかに回りを傷つけること亡く、むしろ生きていることが暖かさであるようなそんな老いをどうしたら生きることができるのだろうか。悲しみの終焉だけは嫌だと思う。