今日は平和を祈念するミサだった。

 憲法9条恒久平和をもたらす、世界に誇る宝物。日本が持っている最高の憲法だと司祭は説教で語った。教会は政治的な発言を自ら禁じて、直接言及して来なかった。しかし故ヨパウロ二世教皇が広島で「戦争は人間の業です」と発言して以来、沈黙することはむしろ過ちであり、どのイデオロギーに加担するということではなく、神の正義の前に立つ姿勢を明確にするようになった。だから私達カトリシャンもまた、神の正義の前に発言することを恐れなくなった。
 ミサの説教の中でこのような言葉が語られるのもまた「平和を祈るミサ」の特性だろう。だから、私も心からの祈りを込めて、一人のカトリシャンとして祈りを書きたいと思った。