お引越しの手伝いに行く

夕陽前

 スナフキンは一足先に赴任し、パンダ姐さんが明日荷物を出して東京の転居先に合流する。結婚して8年目になる。大人二人とはいえ生活の歴史は確実に荷物の量になってしまう。随分処分して悠々だったはずでもやはり最後はこんなにあったのかと思うようになるのはしかたのないこと。無意識にものはたまり、意識しても捨てずに残るものはある。
 男たちは大物を外したり分解したり、私と娘は水回りや窓ふきなど最後まで残る掃除をする。娘は引越しで鍛えられているから、徹底的に掃除をする事ができる。いっそ御掃除屋さんになったらいいかもしれないくらい。こうして幼い時から鍛えられて訓練してきたものっていつの間にか手の技として残るのだなと思った。転勤族の暮らしにも良いことはあるものだ。帰りに駐車場の車止めにタイヤをかすりパンクさせてしまった。やったなと思ったが家に戻りシューシューいう音で確信。どのみち雪タイヤだったので取替えねばならずこの際冬が来たら新しいタイヤに買い換えるのを半期早めて今年の冬は新しくタイヤを購入するということでレギュラーに履き替える。
 無事明日引っ越しが住むだろうか。私は朝から仕事がある。娘は学校がある。男二人に立ち会いと最後の手伝いを頼んだ。明日は研修があるので夜の10時すぎになる。今年いっぱいこんなスケジュールで行く。