何年前が最後の雪山だったのかしら

盛岡からの帰りはこんな風

 もう記憶のかなたに飛んでいってしまったのはいつの日だったのだろうか。我が家のスキー板と、スケート靴と何もかも一式福祉バンクに寄付して寄付してしまった。もう関わることはないと思ったのにな。雪は好きだな。しみじみとそう思った。この雪の景色の中に、私の幼い日の記憶が重なり合ってしまいこまれている。
 雪国に育った人間なんだなあと思った。私の記憶の中に幾年もの雪の中の日々があり、子供時代があり、家族の歴史がある。
 今日と明日ガールスカウトを引率して泉ヶ岳の少年自然の家に宿泊してスキーやスノウシューを楽しむ。インストラクターが付いていてくれるから指導は大丈夫。私は怪我や病気の心配とその他の活動を運営する。雪の怪我は大きくなることがあるから骨折や捻挫に気を配る。
 どうか何事も起こりませんようにと祈る。