震災後

秋にも似た夕陽

今まで何とか自宅で頑張ってきた人が今回の震災で最早日常生活を1人で維持することに限界を感じて家を売って施設入所を考えるケースが目立つ。沢山の老人施設が流されて沢山人が亡くなって、なお空きがあるのは不思議な気もするが、何となく決まりそう。
 震災前から弱っていた方が震災を超えて生き延びてホッとしてお亡くなりになるケースもある。緊張と、天候もまた高齢の重病を抱えた人には厳しかったのだと思う。パタパタとなくなっていった。
 今日は研修グループが震災後全員何とか顔を合わせることが出来た。誰にもいえないまま抱えてきた思いをぽつりぽつりと語り合った。皆それぞれ傷を抱えて生きているのだなあと思う。せめてこのような人達が自分らしく伸びやかな気持ちをとりもどせたら良いのに。