扉が閉まる

 閉まらなかった扉を緊急処置でしまるようにしてくれた。やっと施錠できるくらいには治ったが、隙間が出来てしまって隙間風バリバリ。隙間テープを買ってこなければならない。とにかく一歩前進。
 お湯を沸かして髪を洗った。天然石鹸100%のシャンプーはすすぎがラク。水の使用量がまったく違う。親分は床屋に行くといって出かけ、私は姫の髪をカットした。一応デッサンをかいてもらってそれっぽくカットすることは出来る。大将が妹の髪を洗ってくれたので、これでいったいいくら浮いたのかな。シャンプーのみ1000円だったと思うから、カット代込みで、夕食一食分は確実に浮いた。やったね。
 震災直後に頂いたお見舞いの手紙に返事を書く。生きていたことは嬉しいはずなのに、申し訳なさが先にたつ。今度の地震の被害は大き過ぎて心に収まらない。なぜ自分たちは生き残ったのだろうと、思っている。頂いた時間を大切にしようと思う。
 地震で壊れた聖家族の像を大将が修復してくれた。聖ヨゼフの首がもげ、手が取れてしまった。どこに傷があるかわからないくらい上手に、大将はくっつけてくれた。聖ヨゼフの背に2011.3.11−14:46とかいた。死ぬまで忘れることのできない数字だと思う。