今日は自死遺族支援のための分かち合いの会

雲の前に光る雲

 ゆっくりと、穏やかにと心がけてお話を聴く。世間がクリスマスだ、年末だと気ぜわしくなると、それだけで居場所のない気持ちになる。深く沈みこんだ気持ちに少しでも寄り添っていたいと願う。遺族支援も5年が過ぎていった。何百人の方のお話を聴いたのか数えることは出来ないけれど、私の心に残された言葉たちは失われない。何時か解き放たれて天に帰ってゆく悲しみたちを私はひっそりと眠らせる。沈黙は雄弁だと思う。闇が光を抱いているように。