自己評価・自己概念

窓の中の窓

 これが今日は何となく低いな。はっきり言えば「違うだろう」と言いたいことが沢山あった。相手に言っても仕方が無いと思うとき、自分が何を引き受けたのか、何を飲み込んだのか。ちくりと胸が痛んだ。
 このごろこの人に言ってみても無駄だなと思うことが沢山ある。胸がざわざわするけれど、言ってすっきりして、だけどそのために沢山の時間を費やしてやっと先に進むのと、じっと飲み込んで短時間で滞りなく進ませるのとどっちがよいのかと思ったら後者を選ぶ。
 もめてみても相手が引っ込むだけで納得はしないと思うことが多いから。理解しあって仕事を進めるのは理想だけれど、現場ではむしろ議論がぶち壊す物事もあるのだな。特に感情の面で。


 そう思ったら「あたかも何も無かったかのように先へ行こう」と自分に呼びかけて気持ちを切り替えたほうが賢明だと思った。
 これは事なかれ主義とは違う。自分のささやかなプライドを守ることに必死になっているのがおろかだってわかっただけのこと。いざその時になれば引き下がらないとわかっているからできる。闘う自分を否定はしない。