センター試験終了

硝子の撥ね返す光が強くなった

 二日間の緊張が終わって、ゆっくりと眠れたようだ。今日は自己採点をして、これからどこに願書を出すのか本気で悩まねばならない。試験の結果は自分がよく分かっているから、応募大学、学部の傾斜点数も加味して決めてゆく。はらはらする。なんだか競売の読みに似ている。回りの動向を読みながら自分が入れる場所を選んでゆく。ドキドキする。
 今日はお昼をはさんで研修の集まりがある。その後ケース一件。いつもと変わらない日常が戻ってくる。これからやってくるであろう日々が穏やかでありますことを願いつつ・・・んなわけないか、とも思っている。
 何がおきても必ず出口はあるし、私たちは明日が分からないからこそ、今できる最善を選択することができる。自分で選択したからこそ耐えてゆくこともできる。明日を信じることもできる。希望というものはそこにあるものではなく、自らの力で生み出してゆくものだと思う。
 心というものの所在は分からないけれど、その神秘な働きは人の命を燃やすことができる。肉体の部分部分を徐々に失っていっても、なぜか心が健全であればその命は輝いていられる。知性が曇っても人を人たらしめているのは、このどこに所在しているのか分からないけれど確かに有ると感じる心の力なのだろう。