sr.三木が亡くなった

冬雑木

 女子パウロ会で児童書の挿絵や絵本を描いておられたシスター。穏やかで暖かくて愉快なシスターだった。その昔、私が兜町の某計算センターでSEをやっていたとき、Tデパートのセント・ポールコーナーにいらっしゃった。仕事が行き詰ると休憩時間に走っていってたわいもない話をして、シスターの声を聞いて心を保った。何がということではなかったけれど、存在そのものが救いだった。一月七日お亡くなりになった。私の心の中に人としての大切なことを沢山残してくださった。人生の恩師のひとりだった。天国でまたお目にかかれる日を楽しみに、もう少し私はこの命を旅してゆきます。待っててね。