午前中は

チーズ

 スカウトたちとクリスマス会をやった。今年は本格的なカレーを作ろうということで二種類のカレーに挑戦した。ナンも焼いた。それからカンボジアにいるミャンマーの難民の子供達に救援物資を送る準備をした。ピースパックと呼ぶこの難民支援はガールスカウトが数年ごとに対象の難民キャンプを変えながらずっと継続している活動。
 クリスマスのお話は、今年はマザーテレサの「最大の貧困は誰からも必要とされないこと。忘れられること」というテーマをもとに六本木のフランシスコ会チャペルセンターの「贈り物のリストを身に纏ったクリスマスの木」の話と、私たちがやっているこのピースパックを結ぶ気持ちのことについて話した。私たちは難民キャンプに物を送っているのではない。「私たちはあなたたちのことを忘れてはいない。一緒に生きているよ」という気持ちを送るのだという話をした。
 物を送ってしまえばそれでよい、お金を送ればそれでおしまいということではない。私たちは自分がたまたま幸運な星の下に生まれただけで、飢えることも寒さに震えることも体験しなくてすんだだけなのだということを知っていなければならない。私たちがたまたま運が良かったのだ。そのうえに安穏としていてはいけないのだと思う。