手紙

この日差しが冬っぽい

 私は、手紙によるカウンセリング活動もしている。昨日も遺族の方から手紙が届いた。悲しくて辛くてたまらない苦しい手紙だった。祈る。生きることは死ぬことより狂おしいと感じている人に、生きることをどう取り戻すきっかけを、本人の気付きとしてもたらせるのか。



私には出来ない。
ただ大いなる力にゆだねる。
生きることをしっかりと受け入れなければ死ぬことも出来ないのだよ。
よく生きることなど目指さなくてもよい。
あなたらしく、あなたが生きたといえるように。



 今それさえも考えられないほど弱っている人にどうやったら息の吸い方吐き方を思い出させて上げられるのだろうか。神様。あなたの出番ですよ。私を道具としてお使いくださるのはあなたのご自由です。私のちいささににあった形でとは申し上げませんが、どうぞそっとあなたも持ち上げてくださいね。勿論そうなさってくださることは信頼しておりますが。
 ゆうべは眠りながら言葉がめぐって、朝目が醒めた時、ぐったりしていました。きっと手紙を出された方も眠られない朝を迎えておられることでしょうね。疲れて、疲れて、疲れきって、意識を失うまで眠れない夜が続くのですね。子を失った母親はそんな夜と朝をくぐって生きていくのです。
 手紙。今日はお二人宛に返事を書きます。祈りの中で書き上げることが出来ますように。