信仰は人を救うのだろうか

路上ライブ

 訪問先でキリスト教系の新興宗教の熱心な信者さんと話をする。話をするというより相手の疑問に答えると言ったほうが良いのかもしれない。「人は死んだらどこに行くのか」「天国に階層はあるのか」「悪人も救われるとしたら神の正義はどこにあるのか」などなど・・・相手自身が程遅くない時期に天に召されると思っているからこれらの質問は切実な響きを持つ。私は相手の求めている保証を与えてあげることは出来ない。その人が死の瞬間救われるか見放されるか誰にも分からない。その人と神の間に第三者は割り込むことは出来ないからだ。神のみが全てをご存知なのだから、神に信頼して今自分が納得できる生き方をするしかないではないか。その結果それが神の選びにそぐわなくても、人間にはそれをとやかく言えるような立場に無い。いえるのは「神様コレだけです」と私の全てを差し出すことしか出来ないと言うこと。そのことをお話したが果たして理解していただけたかわから無い。死んでまで格差があるような天国など私は行きたくないと思う。そして色々条件をつけなければ受け入れられない神はどこか胡散臭いと思う。
 神様はもっとシンプルでおおらかだと思う。来なさいと招かれるからついてゆく。それだけだ。