もう半月しかない

 何となく春めいてきて気持ちがざわざわする。もう半月が勝負だ。そう思うとこんなことしていていいのかと思う反面何とか切り抜けるぞとも思う。この頃見えてきたことはさわいでみたってなにもかわらないということだ。やれる限りのことを心を込めてやり続けていればきっと解決の方法が見えてくる。何もかも八方塞と言うことはない。出口を見つけるのは落ち着いた冷静な眼だ。それを失わない限り何とか道は開ける。
 街がホコリっぽくなってきた。春が近い証拠だ。こんなに寒いのに自然はすこしずつ装いを変えてゆく。何が起こっていようとその歩みは止まらない。ただ人間が気づいたり気づかなかったりするだけだ。杉の花粉が降り注ぎそう。もう耳鼻科は駐車場が満杯だ。