消化器系をやられ

春が来れば桜のトンネル

姫ダウン。最初はノロにやられたと思ったがどうも少し違う。仮病ではないようで本当に胃をを痛がっている。第三者的に見れば何とやわな娘だろうと思うが、私も余り調子が戻らないのでコレはなんとも言えず。
 時々家の中に病魔が潜んでいるのではと思いたくなるような事態が出現する。一人一人の調子の悪さや過労が重なっているとき、一人が調子を崩すと連鎖を起こして皆がそれぞれの調子の悪さを発揮してしまう。今回も誰が引き金か分からないが調子の悪い状況がぐるぐると尻尾を追いかけてリングを作っている。どこかで誰かがこの連鎖を断ち切るまで待たねば。(私もおなかの調子が良くない。何か悪いものを食べましたかね?しっかり煮込んだものしか食べていないし、珍しくポテトチップスを食べたくらい。まさか・・・それっぽちで?)


 こんなときとてもいらいらする。そもそも勤勉なたちなので自分達は何があっても仕事は休まない。休むことは選択肢の中にない。それが身体が第一、辛かったらまず休むしかないでしょうと無条件に思えない理由らしい。どこかそういうことには抵抗感がある。そのずれを毎回飲み込まねばならないので、娘の具合の悪さは私にとって優しさの踏み絵のように感じて辛い。行くのが当たり前の私と、具合が悪ければ休むのが当然の娘の間に無理なく愛情を通わせるにはどうしたらよいのだろうかと、考え込む。
 カウンセラーの立場から言えば、「疲れているのですからとことん休めばまたいけるようになります」なのだが、親は「どんどん授業が進んでいって追いつけなくなったらどうするか」との思いがある。ましてや単位を落とすと進級できないねとも思う。そのすべてを飲み込んで『お母さん』をやっているのだから自己内矛盾だらけ。ふう。一呼吸置かねば感情が高ぶってくる。


 私も胃が痛いな。全く。と言うわけで今日もお粥を食す。天候から言えば冷蔵庫にいるような寒さだそうだ。外はどんよりと曇っている。午後は霙か雨だそうな。インクをこぼした寝具を洗ってまだ乾ききっていないのでタイミングを見計らって取り込まねば。


うん。気楽に考えよう。上がらない雨はない。やまない風はない。太陽は照り付けるばかりではない。いつか皆おだやかにおさまってゆくんだから。ちょっと待ってみよう。うん。待ってみよう・・明日は30メートル以上の強風が吹くのだそうだ。ひょえ・・・・