明日

 代々木での全国ギャザリングの結果を報告書の形にまとめて支部に提出する。そのためにギャザリングに参加したレンジャーに報告書を書いてもらいそれをまとめる。そして支部を通して日本連盟に提出する。そこまでが私の仕事。日にちがないので気持があせるが、自分のペースでは事は運ばないのでここはじっくりと腰をすえて掛からねばならない。明日はこのほかに養護老人ホームの慰問をするためのネタ作りをする。定期的に養護老人ホームを訪問してその中でガールスカウトが社会の中で果たしてゆく役割をスカウトたち自身が自分の感じでつかんでゆくように指導してゆく。面白いけれど気が遠くなるような作業だ。ゆっくりゆっくり幼い人たちのペースに合わせてボランティアの心を育てて行く。自ら進んでと言うのがボランティアの意味。
 毎日色々な人と出会い、抱えて居る問題を一緒に考え解決してゆく。その果てしない問の流れをたゆまない歩みでつないでゆく作業。
 私のやっていることは一体なんの役に立っているのだろうと思うけれど、この一滴の水がなければ川は流れていかないのだと思って私は私のできることをやる。あの山火事を消そうとしたハチドリのように。