様子が変だと思った

親分がもうこれは放っては置けないといって連れて行った。結果は最悪。そのまま入院となった。人間と違い猫の場合は最後は、なれた環境で見守られてという選択ができるからこの緊急点滴が終われば連れて帰ってくることができる。ちぐらがいたいと思う場所にいられることはきっといいことなんだと思う。
 何もかも色んな事情があわ立つように起こってきて気持ちの整理がつかないがその全てに「黙れ」と黙らせて今はちぐらとの時間を最優先に考えてやりたい。たかが猫、されどこの子が家族の一員であることに変わりは無い。ともに過ごした時間がなんといとおしく愛に満ちたものだったか。メメタが逝き今また、ちぐらが旅立とうとしている。ある人が「猫運が悪いね」といったがそんなものだとは思わない。この子達がくれたもの私達が上げることのできたもの、ともにかけがえの無いものだった。この子達は来るべきして我が家に来たのだと思う。
 後どれ位の時間が残っているのか分らないが、こころおきなくその時間を味わっていこうと思う。ちぐらのくれたものは計り知れない。