ベルイマン死す

大好きな作風だった。不思議な風景が展開して音楽があって分からないままこみ上げてくる懐かしさがあって、いつ私はこの空気を味わったことがあるのだろうかと思う。国を超え民族を超えて感じる懐かしさ。きっと魂のどこかに共通した体験があるのだろうと思う。彼は牧師の息子だという。宗教性なのかもしれない。彼をしのんで「冬の光」を見る。彼の映像は詩の朗読のようだ。