久し振りに

 娘と2人で食事をした。いつの間にか一人前の分量をきちんと食べることが出来るようになり、いつの間にか自分の好みのものをメニューを見て注文するようになった。高校生の娘と駅前を歩きながら今のファッションをあれこれ。色がくすんで汚いなと感じることと、今の若い女性のチュニックはかなり痩せていないと皆妊娠中に見えてしまうなあと思う。どこがいいのかなあ。シルエットはまるでハンプテイダンプテイだと思う。真ん中が膨らんで手足がひょろりとしていてどうにもバランスが美しくない。この暑いのにゴスロリファッションに身を包みむせ返るような人も居るし、下着そのままかと思うような強烈な露出度の方もいる。自由の国なのだなと感じる反面、場所柄をわきまえたほうが美しいだろうニと思うことも確か。お若い方は若さゆえに赦されるほほえましさがあるが・・・それにしても。
 私が一番奇妙に感じるのはお年を召した女性がおしゃれしてブラウスとスカートを凝って組み合わせているにも関わらず、背中にナイロン製のデイバック、というよりリュック然としたものを背負い、手にバックを下げ、足元はスニーカー・・・というかズック。どうにもアンバランスで何か昔どこかで見たようなと思ったら戦後の「買出しスタイル」だった。アレは何ともいただけない。
 リュックを背負うならそれらしい服装をすればよいし、ウオーキングシューズだってしゃれたデザインのものがあるし、何で大きなリュックを背負って手にバックを抱えているのか。リュックが不便ならばせめてポーチかウエストバックがあるではないか。一瞬家出と見まごうスタイルに何だか情けない気分になった。もっと美しい自分を大切にしたほうがよい。せめてなりふり構おうよと思った。1人2人ならばこんなことは書かない。60代70代のご婦人が軒並みこのスタイルでは何だか寂しいではないか。そして何であんなに周りを睨みつけてつんのめって歩くのだろうか。もっとゆったりとふくよかなたたずまいがあっても良いではないか。
 いつか自分が行く道だから余計そう思うのかもしれない。美しいおばあさんになりたいと心から思う。そのためには今の自分をきちんと立ててゆかねばならないのだな。美しさと経済力はある程度相関関係があるのだろうが、分相応のあり方を誇りを持って生きてみたいものだ。
 午後三時間のマンウォッチング。好き勝手な事を書いてみた。