梅仕事

三時間だけ時間が空いたので家に戻ってきて4キロの梅のおへそをとって水でアク抜きをする。もう一度出かけるがざるに上げていくので漬け込むのは戻ってきてからに。一旦水でアク抜きをするとババンと熟し始めるので待ったなしなの。もっと早く戻るつもりがつかまった。クレーム。それにしてもつくづく支援組織に関わっていることに嫌気がさしてきた。何が一番大切なのかがかみ合わないのなら黙って身を引くことのほうが賢いような気がしてきた。どんなにこちらが犠牲を払っても次々と気まぐれに要求を出されると『一体何を求められているのか分かりません』と言う気持ちになってくる。ひたむきに遺族のサポートだけをしていればよいと思っても組織を維持してゆくためのかかわりも出てきて何のためにココまで犠牲を求められるのかとうんざりする。静かに身を引きたいと思う。私がいなくても出来る人は沢山居るというのであるから、私は家族の元に帰りたい。誰かの自己顕示欲の道具にはなりたくはない。などと思いつつ現場に戻る時間が迫っているので晩御飯の用意だけはしてゆかねば。