まだ体調不良のまま

神空にしろ示す。全て事も無し

休んではいられないからと姫は出かけていった。私はいつもゆとりのない母親をやっていると感じる。受験が心の中に占めている割合は大きい。私立高校を選び特進に進んだことで塾の個別指導も加え修学旅行積立金も加えると月の教育費が10万を超える。サラリーマンを父に持ち一向にお金には縁のない有償ボランテイアの母親の家計ではこの後私学に遊学するゆとりはない。公立校に進んでもらうしかない。そのための彼女の心理的負担は決して軽くはないだろう。親の経済力を心配するくらいの年齢にはなったのだと思う。何処の家庭も皆同じ思いなのかもしれないがならばもっと収入の見込める仕事を探せばいいのにとは思わない。ささやかなこの生き方が自分らしいと思うからかもしれない。他の生き方をしようとは思わない。
 いつの日にかこの日々が「笑って思い出せる」大変さである事を願う。いつの日にかきっといつの日にか笑って思い出すことが出来ると願う。