家計簿

今日訪問したA青年.知的障害があるが俄然自立に目覚めた。やる気になって生活費の記録を付け始めた。レシートをノートに張り込んで収支を書き込むだけの簡単なものだが、自分から「やる」ということは凄い進歩。えらいぞ。
私も戻ってきて彼のように家計簿を見直して無駄を拾ってみることにした。何と!姫の受験の願掛けに私がアルコールを口にしていないのでまず贈答以外の酒ワインがない。その代わり野菜ジュースとオレンジジュースとグレープフルーツ。合計してジュースが5000円かかっている。野菜不足な気分だったのだろうか。それともサプリメントB夫人に反発する気持ちがあったのだろうか。食費の中の細かな偏りを発見した。
 今のところ脅威の数字は教育費。塾とそれに伴う特別ゼミの出費がとんでもない感じに飛び出している。皆こんなに教育費につぎ込んでいるのかとあきれる。今まで上の子のときは考えられなかったのに何で姫だけこんなにお金をかけているのか。それは高校のクラス減がモロにしわ寄せとして締め付けているからです。少しも試験は楽にはならない。子供が減った分クラスも人数も減るんだもの。ますます一部の進学校に集中してきてしまう。全くそれがこんなところで塾の費用として現れてきている。ああ・・・こんなのむなしい。
 ちょいとした車が買えちゃうよ。家計簿を付けていると、ささやかな自分のお財布が自分たちの生き方を教えてくれて面白い。私たちの暮らしと社会の動きは決して無縁ではない。いくら守ろうとしてもその波は確実に被っている。
 その中で家計簿を見直すと見えてくるものがある。何のかんの言ってもコレが無駄の発見場所になっているから。この次は此処を締めようとか色々工夫してみる。とっても楽しい。工夫できるだけまだのんきな家計簿なのだ。追い詰められるとそんなこといっていられないもの。仕事を通して私のほうが鍛えられているなって思う。