クリスマスシーズン

私たちは1月7日の公現祭までクリスマスシーズンを祝うが世間は最早クリスマスは過去のことでお正月の準備で忙しい。まったりしているのは私くらいなものなのだ。昨日銀行で新札をお年玉様に用意している人を何人も見かけた。年配の方だったが、お孫さんに上げるのだろうか。こういう小さなことにも心遣いをするのは奥ゆかしくていいなと思った。
去年の日記を見たら27日に蛙ちゃんが「よるか」を捕獲している。汚くてやせっぽちで小さくて下痢ばっかりしていておしっこ洩らして、それでも必死に人間にまとわりついて蛙ちゃんに拾われて一年、よるかは巨大な猫に育った。洋猫の血筋らしく大柄な猫で、おつむもそこそこ良いらしく色々遊びを発明しているらしい。気立てのよさは折り紙付き。猫たちが居てくれて人間がへこまないでやってこられた部分もある。生き物はこうやってお互いに持ちつ持たれつなのだと思う。人間社会の殺伐とした姿を見るにつけ、何と哀しい種族なのだと思う。
どうかこれ以上子供たちが苦しまないように、若者が餓えないように、年寄りが悲しまないように、働き盛りが磨り減らないように、人間が人間に生まれた事を喜びと出来るような社会であって欲しいと祈る。