見積もり

ジャガイモの花蛙写

親分に運送業者との話し合いを頼んだ。男というものは何と生活に疎いものだろうか。人が一人生きてゆくために必要なものの想像が出来ない。彼女の持ち物プラスわずかな電化製品しか思い浮かばず、「ああそれなら路線便でまにあう」という事になってしまったが、私が書き出しただけでも単身赴任一人分プラス一軒家であるが故の雑多な必要物資がある。この差がごたごたの原因かもしれない。こうなったら此方で荷物を全て作ってしまってからコレだけですというしかないかな。荷物を積み上げる部屋を何処に確保するかが問題。下になった箱が潰れてしまわないようにせねば。積み直しが肝心。
家具類は如何しようか。此方で使っていないもので間に合わせをスルか。輪島塗の大きな座卓が2卓ある。引越しのたびに疵をつけないかとひやひやだったがアレを持たせてやろう。テーブルマットを使ってカバーして使えば引越しのたびに管理にぴりぴりする事から解放される。などと段々自分が引越しする時楽な方向に物事を進めて行きたい欲望が見え隠れしている。
 忘れていたけれどバイクがあるんだぜ。それとも、私がコレ乗る?ちょっとそそられる。昔バイクに憧れて幼稚園の送り迎えをバイクでやっていたことがあった。蛙ちゃんがおなかに居たけど。背中に大将をおんぶして後ろにスナフキンを乗っけて自転車より楽だったし。今考えればなんて無謀だったんだろうか。流石に後半は大きなおなかで周りから「転んだら如何する」と脅されて取り上げられてしまった。うふふふ・・・バイク好き。
 何の話だ?ああそうか引越しの荷物だ。多分2tで間に合うと思うけれど見直しが必要だ。自転車「母の日」に大将とスナフキンがプレゼントしてくれたものだけど、師匠に持たせてやろうかなと思う。ママチャリでも変速機がついているし自転車いいよ。猫の次に好き。ただし天下のM団地.丘陵地帯を造成した団地だから凄い山坂だ。あそこで自転車暮らしをしたら足腰が鍛えられてマッチョ・グラマラスになるかもね。
 さあ、今日は一日師匠のために使おうと思う。後4日しかない。修道院に行くわけでもないのにこのやるせなさはなんだろう。体の弱い子なのでいつまでも手元に置いて守ってやりたいのが本音。だからこそ親元から離れて、たくましくなって親の心配なんて笑い飛ばせるようになるんだ。だって私の娘だもの。そう思って送り出そう。