朝6時から

国立病院裏のケヤキの木

仕事で出かけた。木の芽時はこころのざわめく人が多くてどうしても仕事量が増えてしまう。致し方ないことだ。事務局で何年ぶりかで同期のTさんとばたっと会った。私より20歳年上の彼女もそろそろ老い支度の時期なのだが自宅を息子さんに譲って新たにマンションを購入してご自分は娘さんと同居を始めたり、人それぞれの困難はいつもある。私もこの暫くのいろいろの出来事など話して、お互い慰めるでもなく問いただすでもなく。淡々とした時をすごしてどちらからともなく「生きるってそういうことなんだよね」と呟く。そして分かれた。時間にして30分ほどの事だったが味わいの濃い時間をもてたことは感謝だった。