器

ペインクリニックに娘を連れて行って待っている間に、ドラッグストアーに行って市の指定のプラゴミ用ゴミ袋大中を買った。コレがないとゴミが出せないから絶対に切らせない。お米と同じくらい必死で補充する。変な感じだけど。ついでにバラの香りのパフュームパウダーを買った。かすかに香るバラの香りが好きです。

治療が終わって調剤薬局に薬を買いに行って、今までコーヒー専門店とばかり思っていたお店が、よく見たら器屋さんだった事に気が付き覗いてみた。土物が多いがなかなか良い器があり２点求めた。漆風の色合いで土物で赤と黒の色分け。茶碗の底に桜の花が描かれているもの。カフェオレボールに良さそうな形と大きさ。ミルクティーでも色合いが似合いそうです。毎回は無理でも季節ごとに一点か二点なら買えそうな値段でした。

　かつて盛岡で先の見えない病人を抱えて医大に通っていた時、気持ちが余りに辛くてそのままの気持ちでは家に戻れず、北ホテルの光原社によって柳さんのスプーンやフォークを買いました。いつの間にかフルセット揃ってしまい、其れがまた悲しくもありました。悲しい時辛い時自分のために小さな器や食器を買って自分を慰めるのが私の痛みの逃し方です。慰めを物に求めているわけではないようです。ふっと和むひと時を作り出したい。そのためにこころに沿う小さな器が欲しいのだと思い、コレはもう許してしまおうと特別会計です。