高校野球

横目でちらちら見ながら同じ年頃の男の子を見るのはマダマダ辛いなと思う。生きていればあの子は高校3年生。一般校に居れば卒業受験の年。高専だったから大学受験してコース変更の出来る年だった。アレもコレも夢のまた夢。私の中では何時までも16歳のまま。ごめん。
 ジョナサンがふらりと帰省。暫くはまた家の中が華やぐ。子供が1人増えるだけで気持ちがしゃんとするのは不思議。気が付かないで居ると俯いて悲しい顔をしているかもしれない。肩が痛くなってはっとする。身体を硬くこわばらせて生きている、私は。
 顎をしゃんと上げて、明るい顔で生きようと思う。母親である事は私にとって掛け替えのない役割だと思うから。お母さんは元気で明るい顔の方がいい。