そろそろJIJIの車を買い替えたい。今2台乗っている。一台はワーゲンのワゴン車。コレが窓が電動ではなく後部窓が嵌め殺しでないものという安全第一に考えたらコレしかなかった。親が死んでもしくは怪我して後部座席の子供が自力で脱出するために考えた基準。ヴァナゴンの後部の窓一箇所が横にスライドで開けられるようになっている。私はエンジンが動かなければ窓も開かない今のシステムは大嫌いだ。この車は電動の窓がエンジンが切れても一往復だけ作動するようになっている。車を買うときこんな事を条件にする人は居ないといわれたが、私の友人が家族で車に乗っていて川に転落し、運転席のご主人が家族の頭を踏んで脱出してその後家族全員が救出されたもののそれぞれの心に深い傷を残してしまった。もし、子供が自力で窓から出られたら、事態は変わっていたかもしれないと彼女は言った。そのとき窓が開かない怖さを知った。私たちはキャンプや山道走行が好きで、砂利道を走るし林道や浅瀬を渡るので横転したらと考えてしまう。大型テントふた張りと食料、人間7人を積めるのはこの車しかなかった。コレだけでは家族全員が乗り切らないのでもう一台JIJIのビスタも出動する。このビスタが全て電動の代物。気まぐれにドアがロック解除できなかったり、出来たり、窓が開いたり開かなかったり、小さな不機嫌がなんとも扱いづらくなってきた。しかしでかい図体のワゴン車で街中をハイオク撒き散らして走る気はとてもしない。駐車場を見つけるだけで一苦労。仙台は坂の街なので自転車で走り回るにはちとしんどい。というわけでこぢんまりした普通車が必要になってしまった。ハイブリッドカーにするかヨーロッパ車の新デーゼルのお手ごろを探すか・・・以前ワーゲンのビートル1303Sは20年乗ってまだいけそうだった。その代わり初めから壊れそうなものは何も付いていなかった。つい国産車のデリケートな造りに「此処までしなくても」と思ってしまう。車は安全に力強く走りさすればおまけの機能などいらない。VWは暖房は強力だったけれどクーラーは付いていなかった。メーターは一個だけ。そんなに安くはなかったが20年以上乗れれば元をとったと思った。本当に必要な機能だけ充実していて、ちょっと便利なものが何一つ付かない車を探すのはとても難しい。運転席のサンバイザーのメイクアップミラーも、ちょっとした小物入れも必要ないから、緊急時は手動で窓が開けられる車が欲しい。