家族

 家族の風景って何を連想するだろうか。食卓だろうか。家族旅行だろうか。なんだか突き詰めて考えてゆくと、其れはごくごく特別なトピックに過ぎない。一年の300日以上を占め私達が生きていると感じるのは日常性の中にある。なんでもない日々の中身が質が問題なんだ。子供はこの何にもない一日の中で成長してゆく。ココで何を親が子供に与えたいのか。育てたいのか。特別の何日かのことではなく日記にさえ残らない平和な一日のことを掘り下げて考えたい。