サヨナラ三角又来て欲しい
君が小さい頃夕方友達と別れるとき
さよならさんかく 又来て欲しい
と叫んで分かれた
君は誰に対しても優しかった
さようならをいえない子供だった
その君が居なくなったとき
この世界に残った私たちは誰も
君に別れの言葉を言っていないことに気が付いた
さようならは君の中になかったらしい
誰もさようならを言っていなかったから
これはきっと別れではないのだ
君がそういっているような気がするから
今日も私は君が居るらしい空のあそこらへんに向かって
サヨナラ三角又来て欲しい と言ってみる