子供達がやってくる

 遠く離れている子供達が戻ってくる。皆なんとなく思い出している。寄り添っている事で耐えてゆける事がある。言葉で説明しなくても分かってもらえる、同じ気持ちをかえている、自分ひとりではなかったと思える。家族だからという事よりも同じ大切な人を失った体験だからなのだろう。それぞれの中にメメタの事やギュダ君のことがあってその絆が私たちの中にお互いを受け止めようとするやさしさとなっている。昨日の写真はギュダ君が亡くなる一ヶ月前、メメ太を懐に入れて。この二つの魂が一緒に天に帰っていったことが不思議でならない。やっと彼の写真を見ることが出来るようになった。愛しくてならない。