朝登校する姫様と

一緒に出た。地下鉄の駅までダッシュした。アアやれやれとホームで時計を見たら30分かかっていた。これはかかりすぎだ。足腰鍛えなければと思った。会場について受付をやる。今日のテーマはメンタルケアとカウンセリング。ケースは引きこもりと不登校。VTRモニターをしながら、親子のコミニュケーションのズレを掴んでゆく。テーマがテーマだけに自分の事ではないが、つい自分の身に現実に起こっていることや、子供との過去の体験と重なって、涙がこぼれてしまう人もいる。カウンセラーと言えど、同じ人の子だ。自分の人生が全て手法どおりにパーフェクトに行くはずがない。表向きの姿と、自分自身の現実は異なる。いくら分かっていても、ふと「あの時この一言に気が付いていたら」と気付く一瞬がある。そうなるといくら頭で分かっていても心は血を流す。こうやってカウンセラーも人間として成長して深みを増してゆくのだろうが、正直辛い。