2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

気がかりだった人が

やはり緊急入院をした。自分の言っていることが妄想なのか、現実なのかどこかで混乱していることに本人が気づかない以上、このまま一人で生活をしているのは無理とDRが判断した。いつ退院できるのかはわからないけれど、又自立生活ができるようになって戻っ…

凍り付いていたものが

陽の光の中でふんわりとほぐされていくような感じの一日だった。あの日から3年11か月が過ぎた。まだ家族のもとに帰ることができない人たちが1500余名に及ぶ。家族全員が今どこにいるのかがわかることが当たり前の私たちには多分理解はできない。「あ…

光が豊かにそそぐ

やがて来る春の予感の光の束が、冬の雲の間から降り注ぐ。空気が冷え切っていて、道が凍っていてほこりが少ないから余計に、光は鋭くきらめいて見える。この季節は隠れていた姿を浮かび上がらせる。

雪が凍結すると

北国の冬は厳しい。雪が降る。雪が積もる。風が吹く。人がその中でいつもかわらないように暮らしてゆくためには、たくさん工夫して、考えて、最後はじっと我慢をする。親たちから代々伝えられてきた暮らしの知恵は、住むことだったり、食べるものの確保だっ…

木の芽時は心がざわつく

昔からこの季節は心が不安定な人にとっては危ない季節だといわれている。ムーンフェイスや、この手の詞書には、思い込みも多いから、一概には言えないと思うが、やはりかかわっている人たちの動きが目まぐるしくなってきている。妄想のある人や、好訴癖のあ…

今日はスタッフとして研修の一日だった

それぞれが有意義な時間を過ごすことができるように、そのことを中心に考えて時間を過ごす。私自身はワークの中で間接的に時分自身が場面によって変化してゆくのを感じていく。参加者を通しての間接的な体験ではなく、これはこれでワークをやるものとしての…

穏やかでいたいのだもの

むかしむかし、幼稚園の同級生の父兄の中に某有名やくざの幹部の奥様がいた。なぜかとても気が合って仲良しだった。彼女が、何にもないときにこれさえあればなんとかなるディップを教えてくれた。「お味噌をひと匙+三温糖+マヨネーズたっぷり」これに生野…

今日は月二回の自死遺族支援の日

なかなか遺族が参加するのは困難がある。他人に自分の立場を話すことも、その死の状況を話すことも、今後の暮らしを語ることも、今の自分の気持ちを伝えることもとても苦しいから、できることならじっと自分一人の身の内に抱え込んで沈黙していたい。そうや…

忘れていた

もう年が明けて一か月もたつのに,毎月通っている内科に行く機会を作らなかった。欠かさず飲みなさいねと処方薬をもらっているけれど、気が付けばなんだかたくさん飲み忘れがあって薬だけではいつ行ったのかわからないので手帳に記録している。 あれれ、今月…

だからこそこの日一日を大切に生きたい

誰もわかってくれなくても、わかりあおうとする努力を捨てたら自分がかわいそうだ。せっかく生きているのに、その与えられた時間の中で、自分が自分を愛せないのはかわいそうだ。人は他人を愛するようには自分を愛することができないらしい。だからこそ自分…

何とざわざわとしたこの時代

人間はどうしてこうざわざわと争いの堪えない生き物なのだろうか。生殖機能を失いつつある予測の中で、いったい何を残そうとして争うのだろうか。人生も時代も、決してとどまることのできない時間軸の中で、やがて消えてゆく今この刹那の命だからこそ、あれ…

今日のお仕事

.姫がグループ展を来月やるので、そのモチーフの写真撮りを手伝った。いくつかの組み合わせとポーズを一眼レフで撮ってどのパターンがよいかイメージにすりあわせてゆく作業だ。デジカメが普及してこの作業がとても楽になったし、イメージがつかみやすくなっ…

なんだかあちこちで寒いニュースが

雪が降ると車がこわい。自分の車も怖いけれど、周りの車はもっと怖い。信じられないけれど、この坂道の多い街でノーマルタイヤのまま走っている車がいる。つーっとすべると想像するけれど、路面のデコボコに合わせていくらでもカーブしてそのはずみでハンド…

これから何をしようかな

今年で今までの暮らし方を終わりたいと思っているから、何を整理して何を残すのかをわくわくして考えている。自分が周りから求められてそれを満たそうと頑張ることをやめて、時分からこうしたいということだけ残ったら、どんな風になるのだろうか。さっぱり…

魂のリアリズム画家野田弘志

独立系の映画を見ることのできる映画館がある。親分と姫と三人で出かけた。見たかった映画がこれから何本か来ることを発見。うれしかった。フォーラムやチネラビータには来ないけれどこっちに来るとわかってキャッホウ。ただし一日一回限りで一週間から二週…

雪が降ると、

丘陵地帯のこの町は途端に恐怖の街になる。少し中心部から外れると、丘また丘。坂を登れるのか、降りられるのか。無事に行って帰れるのか、仕事の手順や安全対策や、駐車スペースの確保や様々な不安が一気に湧いてくる。雪は美しいがそこに住む者にとっては…

電話番号が変わった

建物全体がケーブルTVの配線に切り替わり、各戸の電話番号が変わった。友人たちにいちいちメールで番号が変わったことを知らせたとき、多くの相手から、本当なの?俺々詐欺じゃないかと不安です、と返信が来た。実際かけて私を確認してああ本当だという人も…

灯りをともす

祈るときに小さな灯りをともす。きちんとそれが燃えきることは少なくていつか燃え残りがたまってゆくので、小さなアルミカップに貯めて芯を作って火をともす。なんて貧乏くさいと笑われるけれど、祈りのためにともした灯りは最後の一言まで照らしてくれる。…

朝の一報

この人も又犠牲になってしまった。過去に彼の講習を受けたものとしては、悲しみの衝撃は大きい。正しいと思うことがいつも勝つとは限らない。いつかは正しかったとわかるときが来てもその時はすでに命は遥か彼方に押し流されてしまっている。歴史の目で見れ…