2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一日が静かに過ぎていく

あの日から二年が経った。あの日からの日々を今静かに思い返している。淡々とひっそりと思いを巡らしている。 いつものようにケースをこなし、語ることもなくただ向き合った人の今日一日を考える。明日もまたいつもの様に過ぎていくことを願って訪問先を辞す…

あの日から明日で二年になる

昨夜もうとうとしては目を覚まし、結局は眠ることができなかった。あの日から時を数えていて、ふと私はもっと前、息子が旅立っていったあの日からの時間を数えているのだと思い至った。子を失った母は安らかに眠る夜を持たないのだ。なんとたくさんの母が同…

悲しみの季節だ

この街は今深い悲しみに向かっている 心の扉の奥深く あの日の記憶がしまわれている 扉はいつもそっと開いては閉じられ 光がその存在を忘れることはない この街の悲しみは 悲しむ者達が生きている限り なくなりはしないのだけれど いつしか心の扉は 開かれる…

生きる

震災以来身近になった言葉に「傾聴」という単語があります。被災者支援の大切なスキルとして様々な場所で「聴く」技術が求められています。私は「聴く」ことを仕事として生きてきました。この震災で、ある人に「人の力では超えられない悲しみや理不尽さを聴…

こんな日が近づいていると

わかっていても、 いざ現実に命の終わりが見えてくると、やはり苦しい。 残されていく家族のこと、 これからの様々な法的手続きのこと、 何が正しくて何が間違っているかだけでは決められない 人間の生涯の締めくくり。 何も語ることを許されず 守秘義務の中…

本を系統だてて読みたいな

今までは手当たり次第、その時の必要に迫られて資料やら文献を読んでいるだけで一日が終わってしまったけれど、それでもなんとか自分らしい世界を楽しむことを大事にしようと思う。これは思っただけではダメだ。心をきちんとそこに向けなければ。自分なりの…

被災地のふるさとに帰りたい

海辺のその街は物価が高くなったと聴いた。なかなか暮らしは元に戻らないともいう。ふるさとに帰りたい高齢者にとってなかなか厳しい条件がつきつけられている。受け皿が少ないところに、まとまった義援金が入っていることを前提に話が組み立てられている。…

仕事上の必要があって

また学ぶことを選んだ。今年一杯は夜は学生と研修担当の異なった二足のわらじを履く。学ぶのは好きだからなんとかなると思うが、家族や仲間は体がついていくかちょっと心配そうだ。 私自身は好きなことをやっているとそれだけでストレスが緩和されるから、あ…

自分の心を分析していて

本当に今は亡き親の影響が大きく自分を支配していることに改めて愕然とする。こんなにも私は影響され揺り動かされて自分の人生を歩んできたのだなと思う。そして自分もまた子どもたちにとってどんな母親であったかを思う。 今私ができることは残されているの…

なにお今さらと思いながら

なんでこんなに体を酷使しているのかなと思いつつもまじめに研修を受けている。被災地のメンタルケアをする時、その人の人格脚本や育ってきた経緯をしっかりと受け止めながら改めて現実のその人に向き合う必要があるので、いつでも現場で耐えられるような自…

ギックリと魔女の一撃

昨夜戻ってきた時コシが渋いと感じた。そして今朝痛くて歩くのが辛かった。仕事前に整体に行く。いつもの担当が異常を察して丁寧に揉みほぐしてくれたが、少し触られても痛い。終わって手のひらを見て握りしめた手の圧で掌に爪が食い込んで血が出ていた。い…