2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

個人のお庭にある大きな桜の木。毎年美しい花をつけて道行く人を幸せな気分にしてくれる。都市計画の道路予定にかかっていて、このままだと切られてしまう。道向かいの国立医療センター病院に移植するのはいかがという話もあるようだが、こんな大きな木を移…

サイコロジカル・ファーストエイド

阪神大震災後何度も聴いた単語だったが、緊急にNPOで研修をすることになった。心のケアに携わる人たちの最低限の心得を英文のテキストで示されて読んでこいといわれた。兵庫で出しているテキストがあるのになと思いつつ読む。 講師は英語を使用するみたい…

道路がやたら渋滞

仙台市の中では

津波被害にあって未だ瓦礫と化してしまった場所と、ひびは入っていても、日常の営業活動や、生活が出来ている地域にはっきりと色分けされる。その境界線をまたぐとお互いにそこは別世界である。くらっとする。見える世界だけではなく、暮らしそのものもまっ…

おいしい一日

カウンセリングを1ケースして、お昼にカテドラルに集合。親分は歩いて、姫はバスで。 私は同居家族三人に感謝の気持ちを込めて三色のバラをそれぞれ10本ずつ30本買った。サーモンピンク、オレンヂ、ホワイト。それからイタリアンダイニングの葡萄蔵に行…

早朝緊急地震速報で飛び起きる

就寝中の緊急地震速報に備えて携帯ラジオをつけたまま寝ている。今朝も4時過ぎの警報で飛び起きた。幸い震度3程度で事なきを得た。大きなゆれが来ると、今度は予告の宮城県沖地震(M8クラスで直下型)かと思うから身構える。もう壊れることにも降り注ぐこ…

お好み焼き

今夜は久しぶりにお好み焼きを食べようということになった。なんだかとてもホッとするから。胃袋から幸せになりたい気分だ。今日は少ししょっぱい日だったから。

福祉避難所

別の場所で、障害を持ったお子さんのお母さんと話をした。自閉症のお子さんが避難所でどんなに大変だったかを話された。福祉避難所は、障害を持っていたら誰でも入れるという所ではないそうで、その人も、お知り合いの様々な障害を持った人たちも、結局会社…

精神病院訪問

幸いに建物にも人的にも被害の少なかった病院だったので、近隣から沢山の病人の受け入れをしたという。やっと病院間の調整もついて軽症の人が大きな部屋の集団生活から、それぞれの病棟に戻れるようになった。だけど、ひっきりなしの余震と、環境の変化に適…

気象台の標準樹が

昨日開花宣言。こんな時でも、人はいつもと同じ仕事をして、同じように告げるべきことを告げる。「今年も桜がさきました」こんな時だから巡り来る季節の報せをまぶしい気持ちで見つめた。この花を一緒に見ているはずの大切な人が傍らにいなくても、春は来る…

今回の必需品

寒かった。吹雪だった。まず靴下。使い捨てカイロ。手袋。出来れば皮の柔らかいドライバー用。軍手よりも指の作業を妨げない。 ジャンパーかウインドブレイカー。身を守るために。キャップ。帽子。髪が汚れないように。洗えないから。マスク。マフラー。 ア…

在ればよかったな

あればよかったと思ったのは、無水シャンプー。身体は拭けるけれど髪は洗い流したい。重曹シャンプーもよいが、人によっては刺激があるかも。アルコールシャンプーが善いと思った。 パンテイーライナー。ナプキンは何とかなるが、お風呂に入られないのでこれ…

在ってよかったもの

今回あってよかったのは、電池を使う携帯用の充電器。手回し併用のラジオ。オイル懐炉。ステンレスポット。底がうすでの靴。これはガラス類が割れても、電気が来なくて掃除機がかけられないので家の中で靴を履いて暮らした。外で履く靴を履いているのは違和…

実際に暮らしてみて

普段と同じに暮らすことを捨てる。 今、手の中にあるものを使い切ることを最優先する。 今回も三日たてば何かの食品は手に入った。避難所に行くことも可能。並んだり、制限はあっても何とかなる。まったく着のみ着のままであっても、最低三日持ちこたえれば…

生活用品

蝋燭が無ければ、ティッシュペーパーで芯を作りアルミホイルと厚紙でフロートを作って食用油を使ってオイルランプを作れる。ビールの空き缶を組み合わせればオイルストーブにもなる。 トイレットペーパーが無ければティッシュペーパーを使って使用後は流さず…

食べること

食料品にしても、そのまま食べられる物でなければどうにもならない。水もガスも電気も無くてどうやってカップめんを食べるのだろうか。研がないで炊ける災害食仕様の袋で、お湯を沸かして米を炊いたのは丸一日たってから。それまではパンを食べた。キャンプ…

備蓄って本当に必要なのか

まず大事なのは、自分が消費する物資の必要量を知っていることだと思う。ほんの一日分、一回分でよいから使い切っていく。ゴミの処理も出来ないからそのことも考えて。備蓄は最低限でよい。三日分あれば何とかなる。この必要品をチェックして備えておけば買…

震度4以上の回数100超え

絶え間なく揺れている感じがしていたら。ああやっぱりなあと思う。 始めはどんどん羽が抜け落ちていたインコたちが、この頃もう羽が抜けなくなった。慣れたのだろう。水遣りが出来なくて枯れかかっていたバラが息を吹き返し、若葉を広げ始めた。人間だけが萎…

仕事行ってきます

今日はハードスケジュールだった。 ○さん。津波で自分の兄弟が二人亡くなったことを今日確認した。だけど確執があって、お悔やみにいけない。亡くなった哀しさよりも、あの時ののしられた親族の言葉や声が戻ってくる。お悔やみに行こうか、行くまいか。逡巡…

あの日から一ヶ月がたった

ちょっぴりひりひりしています。弱音というよりはありのままの現状です。イラッとするかもしれません。自己判断でお読みください。

泣いた

Michael Jackson 『You Are Not Alone』 朝、ラジオから流れてきた。好きな曲だ けれど、泣いた。泣けて泣けて自分がどんなに毎日頑張って、緊張しているかを感じた。辛いんだなあって思った。そんな自分を許そうと思った。

一ヶ月近くたって

「やっとおととい火葬が出来ました。嬉しかった。」とご報告がある。こんなことが「嬉しかった」と表現されることのなんと言う悲しさ。この災害は、日常を完全に砕いてしまった。私たちが今まで持っていた価値観も、当然と思っていた約束事も、慣わしも、み…

震災後最初の集会

まだ地震の記憶の中に居るの?

社会的にはもう一ヶ月が過ぎていった。周りの人たちは震災のニュースに飽き、違う話を聴きたいと思うらしく、「まだ」という言葉を聴く。私たちにとって感覚はあの日から一週間目くらいのところで時間が止まっている。だから話すことも、考えることも、必要…

久しぶりに会う

地震後、石巻から蛙ちゃんが買い物にきた。送別の季節。生活に必要な物を買うのにも、並ばなければならなかったから、欲しい物を選んで欲しいタイミングで買うことが出来るのはほっとする。 久しぶりに顔を見たら嬉しいだろうな。そう思って夕食の支度をする…

やれる人がやる

やれない人がやれないことも、受け入れてゆく。これはなかなか難しい。「自分はやっているのに」という気持ちではない。あの人がやっているのに、なぜあなたは出来ないのか。という周りの無言の圧力がある。ならばやっている人のことを語らなければいいのか…

神戸から春の便り

食事

気分を変えたくて、散らし寿司を作った。

石巻

津波警報がなる中、避難する人に逆行して、学校に駆けつけたと。皆もう高いところに、高いところにと民族大移動のようだったという。死ぬかもしれない。だけど二人ならという気持ち。また避難してきた人が増えた。皆無事。怪我をした人がいたけれど命は無事…

朝が来た

事務方から安否確認の電話。これから訪問予定の方を訪問する旨伝える。今日も忙しい一日になる。出かける前に、とりあえずメールを頂いた方には無事を知らせる。ジョナサンの職場が一区画先にあるが、中がめちゃめちゃで仕事にならないから退社になったとい…