2009-01-01から1年間の記事一覧

雪の朝

雪は期待したほどは積もらず、それでも交通渋滞を巻き起こすには十分で、今朝はあわただしかった。今日は珍しく一日予定が入っていない。自分で入れた予定は気にならないが仕事がらみの予定は相手のあることなので緊張する。私の場合時間契約の予定なのでい…

夕方から雪

深々と雪が降っている。この光景が大好き。初めての雪は一年の思いを静かに包んでなだめてくれる。この一年の悲しみも、憎しみも、苦しみも、すべての絡み合った思いをそのままに包み込んで静かに眠らせてくれる。冬の眠りのあいだに、ある思いは消えてゆき…

巡礼

人生は巡礼の旅のようなもの。生きている間は、自分の命がいつ、どんな形で旅立つ約束なのかはわからない。いや、それとも分かりたくないのか、知りたくないのか。それでも今日を永遠のものであるかのように生きていることに何の不安も持たない。予言を持た…

クリスマスまでのカウントダウン

サンタさんがノースポールで大忙しの今日この頃。サンタの手下としては、今が最も忙しい時期で、あっち行ってちょんちょん、こっちきてチョンと、ありさんのように仕事の合間に走っている。普段あまり買い物をしないのでショップリストがない。それとなくア…

ボランティア根性

一月は二つの講演会を計画している。ひとつは「ゲド戦記」の翻訳者の鈴木真砂子氏の「幸福に驚く力」というテーマの講演会。1月9日予定。もうひとつは1月24日、奈良女子大学教授の清水新二氏による「言葉が作り出す新たな世界」という講演。スタッフと…

のんき娘

それにしてもセンターまで一ヶ月を切ったというのにわが姫は私学を選択していない。昨夜ネットで受験日や、授業料などの経済負担までこまごまと検討する。シラバスを見ただけでこれと決められないのが我が家の事情。国立一本だといっても、それが学校に納得…

仙台ホテル

仙台のホテルでもトップクラスの格だったホテル。それが築年数がたち、周りに新しい現代的なニーズを満たすホテルが沢山建ってしまった。この12月で廃業する。地元民は大切なお客様のときはここのホテルでおもてなしをした。私もレストランを使ったことが…

薬は盛岡の子供に送ってしまって

手持ちがないから、親分にレスタミンを買いに走ってもらう。買い置きはこのごろ蕁麻疹が出ないからいいやと、常備薬のリストからはずしてしまった。このところの不調を押してやり過ぎたな。今日はそれでも午前中は会議があったから致し方ない。大人ってすご…

夕べ寝てから

あんまりグダグダと書いて

自分でもいやになってしまった。心が荒んでしまえば、何が起きても温かく受け入れることは難しい。書いている人がうんざりするのだから読んでいる人はもっとうんざりするだろう。申し訳ないことだと思った。それでもきっと同じように、気持ちのささくれてい…

夕食

やっと野菜を食べることができるようになった。からだは本当に不思議だなあ。私はまずお湯を飲みたくなり、バナナを食べられるようになり、この時点で乳製品はだめだった。それから野菜に進んだ。お味噌汁は飲めるが、ご飯はだめ。むかむかする。不思議だな…

午後ケース一件

シスターからの紹介で訪問を重ねていて、だいぶ回復なさって少しずつ病気以外のことを話されるようになった。なんと某仏教系の大学院の博士課程にいらした方だとわかってギョエッ。道理でお坊様のことやお寺のことに話題が転げてゆくし、とても深い言葉を出…

施設入所

退院後施設に入所した方に六か月ぶりで訪問をした。忘れているかなと思ったら、ぼんやりと思い出したようだ。開口一番「こんな所はもういやだ。家に帰してください」もう彼女の住んでいた場所は解約してしまい帰るところはないのだけれど、そのことはまだ極…

私にしては

17時のバスに乗って

駅で地下鉄に乗り換えて研修所につく。全員集合。みんな元気。こっちがヘロヘロであってもお構いなく彼らの元気で講義が進んだ。私の具合の悪さはとうとうばれないですんだ。いつまでもこんなことができるわけではないけれど、後もう少し、無理を重ねても形…

何も食べないでただもう眠った

なかなか元に戻らない

駅で迎えのバスを待つ間

障害

ある人がある修道会に入ろうと思った。問い合わせた返事に「心身健康なる者」という項目があった。その人は心の病気を持っている。薬を飲みながらではあるがきちんと国家資格を生かして社会人として責任のある仕事をしている。厳しい社会で自立している人に…

午後

カウンセリングをしていたら突然胃とその下あたりがきりきりと痛くなってきた。クライエントがさめざめと悲しみに浸っているのに、トイレに行くことができず、水を飲むこともできずひたすら傾聴・・・苦しかった。仕事が終わり、ああやれやれと思ったら雨が降っ…

一匹の猫

家族は一匹の猫。それしかいない。その人はじわじわと認知症がすすんでいる。施設に入ることどころか、ショートステイでさえ猫のために拒否する。普通の福祉担当者なら、猫を始末するように説得する。しかし、私のパートナーの担当者は絶対それをしない。何…

天国

もし私が死んだら、天国の門番であるペトロにこう尋ねる。 そこに私の父はいますか。 母はいますか。 いとしいギュダ君はいますか。 その誰が欠けてもそこは私の天国ではない。 みな懸命に生きようと努力し、息の続く限り人生を走り抜けていった。 心の限り…

人は死んだらどこに行くのだろうか

私たちは死んだらどこに行くのだろうか。遺族にとって一番心配なのはそのこと。安らかに天国に行けたのだろうか。少なくても死の眠りは守られているのだろうか。もっとはっきりいえば死んでもなおかつ苦しんではいないという確信が欲しい。誰も死者を裁いて…

ケーキ屋さんの隣に

小さな牡蠣の専門店がある。そこで生牡蠣と牡蠣の煮物を買った。煮含められた出汁の味が牡蠣のうまみを引き出していてなんとも丸い味でうれしかった。冬の味だな。白ワインが似合うのだけれど、飲み残しの赤を片付けたくて赤でいただいたけれど、おいしかっ…

姫は18歳になりました

なんだか無性にうれしい。子供が成長して親を追い越してゆくことがうれしい。 今日は自死遺族支援の日。この4年間フロアーの責任者として昼の部と夜の部を通して一度も休まずに勤めてきたけれど、今日はじめて夜の部を代わってもらった。今まで自死遺族支援…

本を買う

えいやっと。持っているお金をはたいて、欲しかった本を買ってしまった。幸せだった。ある専門書が欲しくて欲しくて、だけど限りなく優先順位は低かった。家庭の主婦が自分のためにお金を使うことはささやかなものであっても、ためらいがある。自分に自信が…

病んでいても

その人のすべてが病んでいるわけではない。健康な部分がある。その部分をどうやったら元気にできるだろうか。物を創ることは弱っている部分を強くする。不思議なことだと思う。解放されることが人を強くするのだろうか。心が弱っていて、自分では何もできな…

インフル

ワクチンを受けに行かねばならない。姫がである。また同学年の学級閉鎖が出た。このまま受験まで行きそうな勢い。 いつも仕事帰りによっている整骨院から「診療切り上げます」と電話があった。インフルかどうかはわからないけれど、スタッフの一人が風邪症状…

心を病む人のそばにいて

物事の優先順位をどうやって理解していただくか頭が痛い。訪問時間がわかっているのに、ドアの向こうでお風呂に入っている音がする。寒風吹きさらしの中、待つこと40分。どうして時間に関係なく、予定に関係なく今やりたいことに突っ走ってしまうのだろう…